クリーンシューズ、クリーンブーツ等々の呼び方をされていますが、クリーンルームで使用するシューズです。
主にクリーンルームで使用されることを目的としているため、静電性に優れ、ブーツ(布)部分はクリーンルーム用ウェアで使われる生地を使用しており発塵も少ないシューズとなっています。
さて、そんなクリーンルーム用シューズですが、選び方のポイントとして下記があげられます。
①安全靴タイプかどうか
安全靴タイプ、つま先部分に足を保護するためのプロテクターが入っているかどうかの違いです。
安全靴タイプでない製品は、つま先にプロテクターが入っていない分、シューズの重さが軽くコストも安いです。
安全靴タイプはプロテクターが入っている分コストは上がりますが、安全性を配慮し、安全靴タイプを採用している工場・研究所さんが多い印象です。
また、プロテクター無しのシューズと比較してシューズは重くなりますが、樹脂製プロテクターを採用しているメーカーさんが多いため、重さはそこまで気にならないかもしれません。
【追記】トゥーガード加工について
つま先の外側合皮部を保護する加工です。
台車をつま先で持ち上げるなどをして、つま先の合皮部分から
シューズがダメになってしまうことを防ぎます。
②ショートタイプorロングタイプ(ブーツタイプ)
次は、ショートタイプかブーツタイプか、つまりシューズの布部分の長さの違いになります。
使い分けとしては、クリーンシューズと一緒に着用するクリーンスーツ(防塵衣)の形状によって変わることが多く、
ダウンフロー仕様のクリーンスーツを着用していると、ショートタイプ、そうでない場合はロングタイプを着用することが多いです。
※ダウンフロー仕様
作業中に発生するクリーンルーム内の塵埃を裾方向に効果的に移動する構造になっている
クリーンスーツです。
裾口をシューズの中にしまわずに服を着用するため、ダウンフロー型にはショートブーツを着用されることが多いです。
③ソールの素材
最後はソールの素材です。
ウレタンorPVC底かの違いになります。簡単な違いですが、
・PVC底
→値段が安い。疲れやすく短時間の作業向け。
・ウレタン底の特徴
→疲れにくく、長時間の作業向け。PVCに比べて値段が高い。
もちろんシューズによっても違いはあるかと思いますが、私の実感としてはPVC底のシューズは学校の上履きのようなイメージで、
靴底がペラペラしている印象です(あくまで主観です)。
以上がクリーンルーム用シューズの説明になります。
もし興味がわきましたら、是非お問合せください。
1足からご注文お受けしております。
【追記】
販売している主なクリーンシューズ用のメーカーさんを紹介します。
①アズワンさん
②ガードナーさん
③ゴールドウィンさん
④ミツウマさん
⑤ミドリ安全さん