ニトリル手袋とラテックス手袋の違いって何?という素朴な質問がありましたので、
今回は違いというか特徴について書きたいと思います。
早速ですが箇条書きで下記に列挙いたします。
①素材の違い
ニトリル手袋は名前の通りニトリル(合成)ゴムを使った手袋で、ラテックス手袋は天然ゴムを使った手袋です。
(当たり前と思われるかとおもいますが、筆者は別企業(IT企業)にいる時は知りませんでした。。)
②耐性の違い
素材が違うということは、薬品などに対するが違ってきます。
ニトリル手袋は一般的にラテックス手袋に比べて薬剤や油に強いと言われています。
ただ、工場や研究所で名前をよく聞くアセトンに対しては、ラテックス手袋の方が耐性があります。
ニトリルはアセトンに弱いです。
また、ゴムは電気絶縁性が高いですが、ニトリル手袋(主にクリーンルーム用)の中には、
表面抵抗値が1 x 10^10Ω程度の帯電防止になっています。
③価格
一般的にラテックス手袋の方が安価です。
ニトリル手袋の方が若干高めになりますが、食品工場向けなどに販売されているニトリル手袋の中には
びっくりする程安い商品もあります。
④フィット感
ラテックス手袋の方が、材質的には柔らかく手にフィットする感覚があります。
筆者はラテックス手袋のフィット感の方がニトリル手袋より好みです。
ただ、最近はニトリル手袋でもラテックス手袋のような柔らかいタイプもでてきていますので、
一概には言えません。
※あくまで個人の感想ですが、ニトリル手袋だとオカモトさんのom-387が好みです。
⑤アレルギーの有無
ラテックス手袋を使うと、体質によってはアレルギーが発生する場合があります。
アレルギーが原因でニトリルに切り替える例もあります。
⑥におい
ラテックス手袋はゴム臭いです。嗅ぐとすぐにわかります。
以上簡単にですが、違いをまとめてみました。
最後に少し乱暴かもしれませんが、業界でいうと下記のようなイメージになります。
・ニトリル手袋
【業界】
電子機器関係、食品業界
【ラテックス】
製薬、化粧品、医療
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