過去にクリーンルーム向けマスクの剪定方法という記事を書きました。
この時は、発塵量に注目して記載しましたが、今日はオーバーヘッド(頭掛け)タイプと耳掛けタイプについて
記載したいと思います。
まず耳掛けタイプのメリット、デメリットですが、ざっと考えると下記が挙げられます。
メリット
・商品選択の幅が広がる(商品群が多い)
・オーバーヘッドタイプと比較して価格が安い傾向にある。
デメリット
・長時間着用していると、耳が痛くなることがある
次にオーバーヘッドマスクです。
メリット
・耳が痛くならないので、長時間の着用に向いている。
・防塵衣の上から被れるので、防塵衣によっては装着しやすい。
デメリット
・耳掛けよりコストが高い傾向がある。
・商品選択の幅が少ない。
※補足すると、クリーンルーム用を謳っているマスクの多くは、耳掛け、頭掛けの両タイプを販売しているのが、ほとんどです。
準クリーンルームの様な環境向けのマスク(一般環境様マスク)については、頭掛けが少ないという意味です。
製造元の台湾でも、過去にはオーバーヘッドマスクが使われておりましたが、コストの面から、
耳掛けへの移行が進み、現在は耳掛けマスクが主流になっているようです。
なお、弊社マスクの製造元の話になりますが、耳が痛くなることへの対策としては引張強度試験をしながら、最適なゴムの強さを調整し、耳の痛みに配慮を続けてきています。他メーカーさんも耳が痛くなることへの対策はしているかもしれません。
以上、オーバーヘッドマスクと耳掛けマスクのメリット・デメリットについての話でした。
参考になれば幸いです。